「あ…“夢使い”さんですか…?」


女性は少女を見て、驚いたふうに言った。


少女は心地よい笑顔を浮かべると、口を開いた。


「はい。夢使いの、“絽美・ウェリィ”です。」


女性は納得したようにうなずいた。


「こちらは宅なので、あちらの別館で話を聞きましょう。」


少女はスッと外に出ると、左側を指した。