ヴァンパイアとの響存【完】

ユウトはそっとタオルを絞ると、絽美の額や首筋に浮き出た汗を拭い始めた。


「ん…………」


それに反応してか、絽美は小さな声を上げた。


「ん……ぃゃ…」


絽美の息が、荒くなっていく。


何かに抵抗するかのように、もがき始めた。


そこでユウトは、そっとタオルを置いた。


立ち上がり、ベットに膝を乗せる。