依頼者、そして夢の送り主のことが見え、夢の内容が固まった。


それだけのことで、かなりの体力と精神力が奪われた。


はあっと絽美はため息をつくと、ソファーに腰かけた。


(ユウトに…声、かけなきゃ…)


絽美はそう思いながらも、睡魔に負けていく。


絽美の脳裏にユウトの顔が映ったのを最後に、絽美は深い眠りに落ちた。