ヴァンパイアとの響存【完】

本来は絽美のものであるはずのベッドには、ユウトが心地良さそうに寝ていた。



絽美はそんな姿に自然と口角を上げ、ユウトの隣に潜り込んだ。




すると…──



「……絽美?」


ユウトが、目を開けた。



絽美はふっと微笑む。



「おはよう、ユウト。」



ユウトも微笑んだ。



「おはよう…絽美。」



2人はそれが当たり前であるかのように、ギューッと抱き合った。



その時間が、日常になるように───