──朝



「絽美ぃー!」



絽美は毎朝聞こえる、ルイスの声で目を覚ました。


目の前には、愛しいユウトの顔がある。



2人は抱き合うようにして寝ていた。



ユウトは疲れているようで、あのルイスの声でも起きないようだった。



絽美はふわっとユウトを抱き締めてから、ベッドを降りた。


そして、窓際に駆け寄る。