渡り廊下を歩いていると背後から声がかかり、この声はと振り返るとやはり絢子がいた。
「絢子。どうした?」
走ってきたせいで彼女は辿り着くなり膝に手を当てて乱れた息を整える。
「大丈夫?」
普段にない絢子の行動に篤希は何事かと心配になった。
何かあったのか、はたまた、何かしてしまったのか。
そんな篤希の気持ちを知らない絢子は大きく息を吐いて体を起こした。
顔を上げると同時に両手を前に出し、その手の中を見るように促す。
「これ…小腹が空いたら食べて?」
まだ呼吸が乱れたままで告げた声は少し弱々しい。
彼女の手の中には携帯用の飴とキャラメルの箱があった。
なかなか休みがとれない自分に気を遣ってくれたのだと篤希はすぐに気が付く。
「…僕に?ありがとう。」
反応を心配していたのか、明るい篤希の声に安堵の表情を見せて絢子は微笑んだ。
これだ。
その笑顔が篤希の心拍数を上げることを絢子は知っているのだろうか。
「絢子。どうした?」
走ってきたせいで彼女は辿り着くなり膝に手を当てて乱れた息を整える。
「大丈夫?」
普段にない絢子の行動に篤希は何事かと心配になった。
何かあったのか、はたまた、何かしてしまったのか。
そんな篤希の気持ちを知らない絢子は大きく息を吐いて体を起こした。
顔を上げると同時に両手を前に出し、その手の中を見るように促す。
「これ…小腹が空いたら食べて?」
まだ呼吸が乱れたままで告げた声は少し弱々しい。
彼女の手の中には携帯用の飴とキャラメルの箱があった。
なかなか休みがとれない自分に気を遣ってくれたのだと篤希はすぐに気が付く。
「…僕に?ありがとう。」
反応を心配していたのか、明るい篤希の声に安堵の表情を見せて絢子は微笑んだ。
これだ。
その笑顔が篤希の心拍数を上げることを絢子は知っているのだろうか。



