まず、「オートフォーカス」を最後までご覧いただきありがとうございました。

作者の花火織です。

この話は前回書いた「恋と音楽」が高校生の恋愛だったので大学生の恋愛を書こうと始めたものでした。

ですので「恋と音楽」に登場していた村木雅之が大学生になって出てきています。

主役だった北野操と斎藤隼人も少し出てきていますね。

よろしければ「恋と音楽」の方もご覧いただければ嬉しいです。

本作品のテーマは「夢」でした。

将来なりたいものは?

一度は聞かれたことがある質問だと思います。

自分の本当の気持ちにどう向き合うか、向き合って努力している人はとても輝いています。

無難に生きていない分苦労も多く、悩むこともたくさんあるでしょう。

諦めてしまう人も少なくありません。

夢を叶えた人はとても輝いて見えます、夢を叶えようとしている人も輝いて見えます。

自分で決めたことだから誰のせいにも出来ない、自分との闘いでもあると思うのです。

「オートフォーカス」は夢を叶えようとする加奈の輝きに惹かれ、自身の夢を思い出し叶えようと立ち上がる篤希の成長と恋の物語。

高校生で将来を悩むより、大学生で将来を決めて行く方がより勇気がいるのではないかと思い大学を舞台にしました。

高校生で将来の道を決めれるなんて凄いと私は思います。

道が分からず大学に進んでから道を決める人もたくさんいるはず、それでも決められず就職する人も多いのではないでしょうか。

後者が私です。

夢を見付け、そこへ向かっていく。

それだけでも羨ましいのに夢を叶えるなんてもっと羨ましい。

そこに行くまでの苦労が軽いなんて思いません、乗り越えなければいけないことはたくさんあるでしょう。

どうか夢のある方は叶えられますように。

篤希と加奈もきっと幸せになってくれると思います。


2013年10月 花火織