「ねぇ!ユウ?ひまー?わたしひまなの!遊ぼー!」



わがままなリナ。




「ユウ!!頑張れ!」



人のことばっかり応援するリナ。




「ユウ!タクがね!」




楽しそうなリナ。




「そういうとこバカだねユウは!」




悪知恵だけははたらくリナ。





「大丈夫だよ…。」




強がりなリナ。





「ユゥ…。こわい…。こわいよ…。」





最後に見た今にも消えてしまいそうなリナ…。












一瞬にしてあの頃の記憶がよみがえった。





「仲島リナ」というのは俺の幼馴染。ある夜突然姿を消した。




どれだけ探しても見つからなかった。




俺が守ると決めたのに、守りきることができなかった大切な…親友…。





あのリナが…。


少し大人になったリナが…。





男が差し出した写真の中で笑っている………。