そんなの耐えられない…

薫…

薫は土方さんと過ごした日々は

幸せだった…?

僕は二人の姿を

ただ見つめる事しか

出来なかった…

でも、飛華流ちゃんは

土方さんには譲れない…

僕が薫の次に好意を寄せた人だから。

近藤さんだってそうだ。

本当は僕が一番

近藤さんの近くにいたいのに

土方さんは僕より

ずっと近藤さんの近くにいる。

土方さんのそう言う所が

僕は許せなかったんだ…

僕が立ちすくんでいると

前から一くんが来た。

「総司、浮かない顔してどうした?」

一くんのそうゆう優しさは

僕を安心させた。

「ははっ…一くんは鋭いな…」

「あいつの事か…?」

「あいつって飛華流ちゃん?」

「あぁ」

「まぁ…そんな感じかな…」

「あいつは変わっているな…俺たちに寄ってくる女とは大違いだな…」

ん?一くんの目が

若干下を向いていて…

もしかしてー…

「もしかして…一くん、飛華流ちゃんのこと…好きなの?」

「はっ⁉なっなにゆえそう思う⁉俺が女に好意を抱くとかありえぬっ‼」

ははっ…

好きなんだ…笑

まぁ飛華流ちゃん可愛いし…

一くんは慌てて去って行った。