食後は私が片付ける事にした。

だから、台所でお皿を洗っていると、

「ひーかーるーちゃんっ!」

『キャッ!』

いきなり後ろから

抱きしめられた。

「あははっ可愛いなっ」

『おっ沖田さん⁉何してるんですか⁈』

「僕、夕方まで巡察ないしー暇だからっ飛華流ちゃん遊ぼっ」

うわぁ…甘え方上手だな…

上目遣いで私を見つめてくる

沖田さんはとても可愛かった。

『いきなり抱きついたりしないでください‼』

「なんで?」

『なんでって…私も一応女で沖田さんは男ですから…』

「僕の事男として意識してるんだ⁇ニヤッ」

『えっ⁉いやっ…そーゆーわけでは…』

「あははっ…言ったよね?次は逃がさないって…ニヤッ」

『えっ…?』

沖田さんはたぶん

女慣れをしてると思う…。

だったら、私が土方さんに対しての

ドキドキの意味も分かるのかな…?

『…あっぁのう…』

「なぁに?」

『私、最近おかしいんです…胸がドキドキしたり、上手く喋れなかったり、顔を見る事さえドキドキしちゃうんです…』