『奈々。妊娠してるんです。』 『え?!』 それを聞いて言葉を失った。 『奈々? 誰か来てんのか?』 奥から出てきたのは、 久しぶりに見る蓮斗。 ポケットに手を入れて歩いてくる。 『あ。神崎先輩。お久しぶりです。 どうしたんですか? 家に泊めてとかだったら無理っすよ? 奈々いますから。』 『私はただ蓮斗に話があるだけだからっ。』