『あっれ~。 柚姫さんがなんで ココいるんですかぁ? あ。響生くんもいるじゃ~ん。 もしかして、 付き合ってるんですかぁ?』 いきなり、声が聞こえたから驚いた。 慌てて響生くんから離れる。 『神崎先輩…。』 驚いた顔をして こっちを見ている蓮斗。 『響生に観光頼んだだけだったけど。 もう、 そんな関係になったんですね?』 『えッ。違…』 『やっぱり付き合ってるんだよ。 だって、柚姫さんを抱きしめてたもん。』 私の声を遮るように奈々が言った。