駅の外に出ると、 高いビルが たくさんあって驚いた。 『柚姫。』 『ん? どうしたの?』 『柚姫なら駅の前に立ってても ナンパされそうにないよな?』 『はぁ?!何それ?』 ほっぺを膨らまして 蓮斗を睨みつける。 『冗談だし…そんな怒るなよ。』 ニコニコしながら 私の頭を撫でる。 『ほんと、 柚姫からかうのって楽しいよな♪』 『もぅ…。』