『これ。』 私の手に小さい箱をおいた。 蓮斗のほうをみると、 心配そうに私の顔を見つめている。 『開けてみて。』 リボンをほどいて、箱を開ける。 中には、ピンク色で ハートの形をしたキャンドルが入っていた。 よく見てみると、 キャンドルには『蓮斗☆柚姫』と 書いてあった。 『コレ、作ってもらってたんだけど …時間かかっちゃって。』 『そうだったんだ。』