『俺、用事思い出した。
 ちょっとここで待っててな。』

『え? うん。分かった。』

近くにあったベンチに
腰かけて待つことにした。

用事ってなんだろ?

もしかして奈々って子と
逢ってるとか…?

まさかね~。

頭の中は最悪な
状況ばかりが浮かんでくる。