『はちみつゆず~キミと過ごした時間~』


そして、
あるガラスの前に立ち止まった。

看板には
”レッサーパンダ”
と書かれている。

『和真くん! 見て見て。』

『ん~?』

『すごく可愛いよ♪
 花蓮みたいだよ。』

『おっ。ホントだ可愛いな。』

『私、レッサーパンダ
 飼いたいなぁ。』

『はぁ? それは無理だろ。』

笑いながら、普通に答えた。

冗談なのになぁ。

お昼は、パンダの絵がついた
ホットケーキを食べた。