クレープな恋


放課後、私は絢と駅前のクレープ屋さんにいた。



「ん~美味しい!」

私はチョコクレープを口いっぱいにほおばり、幸せを感じていた。




「美味しいね!ってか咲と高校も同じところ行けて本当良かったぁ」

絢もチョコクレープを美味しそうに食べている。




「私もだよ。しかも同じクラスになれるとか超ラッキー☆」




「だよねだよね!これからもよろしくねー。咲」



「もちろんっ」




やっぱり女同士はいいね。


私は彼氏が出来なくても、友達がいればそれでいい。





”かわいそう“とか思われるのかなぁ。



私だって彼氏が欲しいけど、そう簡単に出来るものではない。





「あぁっ!!さ、咲!あの人」





絢が窓の外を指差して、目を大きく開いている。



絢の視線の先には………





朝のチャラ男…


私の名前を呼んでいた男の姿が。



「うわっ最悪…絢、隠れて」




私はまた見つかったら、ろくなことがないと思ったから


とっさに隠れた。





「なんでよぉ!せっかくいたんだし声かけてみようよ」



「いや!絶対いや!」






「咲の名前呼んでた人だよ。“かわいい”って言われたじゃん!」



……かぁ………

顔が赤くなっていくのがわかる。


やめて、その話は。



「あぁ!絢、立ったら見つかっちゃうよ」


「見つけてもらうために立ってるの!」





な、なんてこと……



そんなことしたら…




ふと外を見ると、男がこっちに気付いて近づいてきた。



「あぁ!こっち来たぁ♪」


「もう、最悪……」