「だってー俺、昨日ツッキー見ちゃったしー?」



「…はぁああ!?」



俺の机の上に座ってニィッと笑うチハヤはまぁ、妖艶だわな。
だけどさ、言ってる事はふざけてやがる。



「仲良さそうじゃないの」



「…まぁ、ね。
…って、そーじゃねぇだろ!
なんで昨日チハヤが居たんだよ、映画館に‼」



俺がそう言うと、チハヤは『おぉ〜』と言って拍手をして来た。
いや、拍手すんなし。

ノリツッコミしただけなんスけど?



「まぁ、あれよ。
俺もツッキーと同じ理由」



「…俺は遊びじゃねぇんだけど?」



ピシッと人差し指を俺に向けて立ててそう言ったチハヤに、俺は苦笑いしながらそう言った。