記憶タイムマシン




「………違うの?」



「うん!うん!違うっ!」



「……そう。」



女の子はそう言ってフェンスを乗り越えあたしの前にきた。



間近で見れば見るほど綺麗な顔してるな…。



髪も肌も目の色も薄いし、日本人離れしてる感じだな…。



「花崎アリア」



「……は?」



いきなり何か言い出す女の子。声まで可愛いなチクショー!



「わたしの名前よ。……アンタは?」



「……風見彩葉、デス。」



なんか、強気な女の子だな。見た目はお人形みたいなのに。



「彩葉ね、よろしく。あ、私のことはアリアって呼んでね。」



え、友達になろう!的なやつですか…?