「え゛ええええっ!!」
えええええっ!!って心で思うより口が先に動いていた。
「……な、なにしてるの?」
女の子にゆっくりと近付きながら問いかける。
すると女の子がくるりとあたしのほうへ振り向いた。
「―――アンタも、」
「は、はひ」
「アイツらの一人?」
「……は?」
アイツらって誰。あたし知らない。
「わたしの死ぬところを見届けにきたんでしょ!?」
―――は?
なんか、この子、誤解してる?
「違う!違う!あたしアンタのこと知らないし!」
手をぶんぶん振りながら誤解をとく。
誤解だから自殺はやめてくれ!!変なトラウマになるし!!


