記憶タイムマシン




「このあと、どこか行くか?」



そう聞いてきた春輝に



「行く!」



あたしは笑顔で答えた





――――で、どこ行くか話し合った結果、甘党な春輝に負け、カフェに行くことになった。



なんでもケーキセットが美味しいんだとか。



「あー、やっぱウマい!久々に食べた!」



「確かに美味しいね」



食べてみると確かに美味しかった。



あたしは甘いのも好きだけどやっぱり辛い食べ物が好きだな。



「もーらい!」



そう言っていきなりあたしのチョコレートケーキをがっつり奪ってく春輝。



「あー!何とってんのよ!」



あたしが声を上げたため、一斉に視線が注がれる。