記憶タイムマシン




CDショップについたあたしたちは昨日発売した春輝が好きなアーティストのCDを眺めていた。



声……ねぇ。



確かにこのヴォーカルの声はいい。



なんて考えながらレジにCDを持って行く春輝について行く。



ちなみに、あたしに好きなアーティストとか芸能人とか、ない。



そういうのに興味がないのだ。



優子は国民的アイドルのなんとかっていう男性アイドルが好きらしい。



陽太は女の子がいっぱい集まったなんとかっていうアイドルグループが好きらしいし。



薦められて見て見るも、あまり興味というものがわかなかった。



「ん、サイハ行こ」



いつの間にか会計は終わっていて、春輝が横にいた。