あの日、アナタに出会えたキセキ~拾われた少女~



「は、はい…?」


あー、クソッ。
いまいち分かってねーな、コイツ。

まぁ、いーや。


「一緒に住んでください。これでどう?」


身体を離して、顔を覗き込む。

近いからか顔を赤くしたが、コクンと頷いた。



―――――これが、

俺がお前とのすべての始まりだった。