気付けば寒い空の下。


暗くて、狭い箱の中。


多分、ご主人様が私を捨てたのだろう。


身体は冷たくて動かない。


私・・・死ぬのカナ・・?


箱の前を通る人の足音は聞こえるが、


箱を開けてくれる人はいない。


だけどアナタは開けてくれた。


アナタのその手に救われたんだ。


"蓋を開けてくれた人"

"私に光をくれた人"