あの日、アナタに出会えたキセキ~拾われた少女~

「ッ!…はい…でも、私が悪、いので…」
長袖を少し捲ると痣がある。

「お前が何かしたのか?」
「っ!……して…なぃ…です…」

今にも消えそうな声。
腕は少し震えていて、泣くのを耐えている。

こんな細くて、すぐ壊れそうな女に怖い思いさせて…暴力ふるって…

許せねぇ。