「ぐれんはでるよ。去年も出てたし。」 「そうなの?」 「ぐれんの才能は凄いんだよ。」 ひすい君だって十分凄いのに。 そるにやってるスポーツだっつ違うし… 「で、行く?」 「うん。行きたいな。」 「8月の頭…今月の終わりからだから夏休み入ったらメールするよ。 まだ学校あるし。」 「うん。分かった。」 夕暮れの中一緒に帰ったひすい君の背中はいつにもまして寂しそうに見えた。 そして学校も終わり 順調に夏休みは過ぎていく。