――――
「真崎君、そろそろ終わりにしよー!」
午後6時になった所で声をかける。
すると、走ってボールを蹴って真崎君は練習を止めた。
「あぁー今日も疲れた〜」
「お疲れ様。毎回送ってもらっちゃってごめんね。」
家の方向が一緒だからと毎回送って貰っちゃって
大変申し訳ないんですよね…
そりゃ助かると言えば助かるんだけど…。
「いつも付き合ってくれるお礼だから気にしないで。」
「でも…」
って言うか、いくら家の方向が同じと言えどやっぱり遠いわけで
付き合ってるのも私が勝手にやってるだけで
別にそんな、お礼とかされるのは違うと思うんだよね…


