バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ




クラスメイトってまだ顔とか名前とか分からない人がいっぱいいすぎて

全然分からない。



「相変わらずざくろは遅れてるのね。

すざく!」


呆れたように私をみながら夏鈴は前園君の名前を呼んだ。

しかもクラス全体に聞こえるくらい大声で。


その声に反応した廊下側の後ろの方に座ってる男の子。


「夏鈴…大声で呼ぶな、うるさいだろ。」


...夏鈴?前園君って夏鈴のこと夏鈴って呼んでるんだ。

ってどうゆう関係?


「ざくろ、こいつが前園すざくよ。
テストの点が毎回いいやつ。」


「あぁ!あの賢い人。」