バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ







「だからさ、まぁ俺のでる幕はないかな?って。」


「そうなの?」


「先輩たちだけでも十分。
去年からメンバーには入るんだけどね、試合にはでてないよ。」



真崎君がいなくても、か…。

本当にそうなのかな?


「でも、やっぱり真崎君は凄いや。」


「ありがと。そんなこと言ってくれるのはざくろだけだ。」


「え?なんで?普通に凄いことじゃないの?」


だって三年生に混じってでしょ?

確かサッカー部って三年生だけで30人近くいた気がするのに…




「俺は期待の新人らしいから。
ぐれんほどではないけど。

メンバー入りはトーゼンと思われてるの。」