バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ






最近知ったんだけど、芝宮君は4組なんだって。

意外とクラスが近くてビックリだよね。


けど、芝宮君のクラスを知らなかったのはやっぱり私だけみたいだった。



別に知らなかったんだから仕方ないじゃんねぇ?




「また芝宮君、忘れ物?」


「うん。」


頷くと、はぁ、と真崎君はため息をついた。



「あ〜あ、だから嫌だったんだよね、ざくろが関わるの。

親友と好きな子が被るのって辛いかも…」


「真崎君、なんか言った?」


「ううん、なにも。」