「ん、ざくろ。はよ。」
「あ、芝宮君おはよう。」
「いい加減芝宮君は止めろよ。
恥ずいだろ。
ってか辞書かしてくんねぇ?
また忘れちまった。」
「うん。いいよ。」
最近芝宮君は忘れ物をすると、だいたい私に言ってくる。
別に私は構わないんだけど、真崎君に悪いかな〜なんて
思いながら真崎君の方を見てみると、
真崎君は夏鈴と話してる。
多分まだ制服のことかな。
「はい、芝宮君。」
「おぅサンキュ。じゃまた後で返しにくるわ。」
「うん。わかった。」
私がそう言うと、芝宮君は自分のクラスに戻っていった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…