「ほら、ボール」 そう言って芝宮君が持っていたボールを投げる。 「3Pでもドリブルでレイアップでもなんでもいい。」 「なんでもいいの?」 「あぁ」 ...なんでもいいらしいし とりあえず頑張るだけ頑張ろうかな。 ───バンッバンッ ボールを二、三度ついてから息を吸う。 私が打つ体制になると、彼は体制を低くする。 多分ジャンプするため。 なら… 右から切り返してドリブル... 速い!!ドリブルしてる私のすぐ近くにいる。 さすがとでも言うべきでしょうか。