「あの……どうしてここに?」
もうこの際誰でもいいです。
多分聞いても分からないし…。
「ここ、俺のいつもの練習場所。」
いつも練習…
男バスの人かな。
ちょっと悪いことしちゃった?
なら早く出ていかないとね。
「じゃあ私帰りますね。
練習の邪魔してすみませんでした。」
ペコッと頭をさげて私は体育館を出た。
「俺もまだまだだな〜
ってかなにあいつ。おもろしれぇ。」
あの人の正体を知らないまま…
「恥ずかしい…」
体育館をでて走って昇降口まできちゃった。
ってかあの人本当誰だったんだろう?
同じ二年生ぽかったけど…
身長高かったな〜
190くらいありそうだったし。
バスケも上手いんだろうな…きっと。
その日はさっき見た人の事を考えながら家に帰った…


