目を覚ませば、そこは真っ白い病室で、
6年間眠っていたことを聞かされた時はびっくりした。


けど、今こうやって、


「ざくろ、愛してる。」


って、ぐれん君が言ってくれて、本当に目覚めてよかった、って思った。


本当はずっと怖くて、言うのをためらったけど、

ぐれん君に自分の気持ちを伝えられてよかった、って思う。




もしも、私が一生目を覚まさなかったとしても、ぐれん君とひすい君はずっとそばにいてくれたと思うんだよね。


でもね、本当にその時が訪れたなら、迷わずに、自分の幸せを考えてほしい。


悩み苦しむ毎日じゃなくて、

幸せに満ち溢れた毎日を過ごしてほしいの。



バスケとサッカーをやってる姿が一番かっこよくて輝いてるから…