「私、6年間も眠ってたんだってね。」 「あぁ。」 「ぐれん君、さらにカッコよくなった。 身長伸びたでしょ?」 「あぁ。」 そこにいるざくろは、確かにざくろで まぎれもなく、どこまでも俺が好きだったざくろのままだった。 「ぐれん君、私ね、いつも変な夢見てたんだ。」 ふわぁと伸びをする姿は、まるでいつもそのしぐさをしてるような行動だった。 「夢?どんな??」