バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ







目が覚めないざくろに話しかけ続けたら、
もう、卒業だ。


季節が巡るのは本当に早い。


だから、どうしても、あいつのいない空間が、


嫌で嫌で仕方がない。



「ひすいからはお前の気持ち聞いてないんだ。」


ひすいだけが知ってるのはシャクだけどな。

けど、ざくろの気持ちはざくろから聞きたいんだ。



俺はその後も、毎日のように


ざくろの病室を訪れた。