バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ






1年間、変わることのなかった席。

俺の隣のざくろの席は空っぽだった。



俺とひすいの間にいたざくろはいない。

初瀬川の隣で笑ってたざくろも、いない。



悲しみはもう、とっくに越えてた。

たった一回同じクラスになっただけ、

たった1年隣の席だっただけ。


なのに、何一つ変わらなかった俺の日常は、


そいつによって、

変えられた。