─────────────── 「バスケ部はみんなホテルに止まるんだって。」 「大して遠くないのに?」 「うん。まぁ、いいんじゃない?」 もう夜遅い、って言うか7時くらい。 ケータイとお財布だけを持って、私はひすい君の隣を歩く。 「夜だけど、平気だった?」 「うん、平気だよ。」 まぁ、お母さんに冷やかされたけど… 時間に関しては、何も言われなかった。