バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ






「ざくろ、12月と言えば!?」


「12月?クリスマス…とか?」


「惜しいわ!“恋人達”のクリスマスよ!」


「なにそれ…」



もう1週間で冬休みになる12月。
クラスは冬休みとクリスマスで盛り上がっていた。


夏鈴は私の席で、その、“恋人達のクリスマス”について熱く語ってる。


何がどういいんだか…



「で!クリスマスはどっちと過ごすの?」


「どっち??」


どっちも何も1人で過ごすに決まってる。

他に選択肢なんてないし。