─────────────── 『全国総合体育大会優勝、男子バスケットボール部。 代表、芝宮ぐれん。二宮疾風』 たくさんの拍手が起こる中、ぐれん君は高々と拳を上げる。 そして、さっきより盛大な拍手が起こる。 新学期が始まってすぐの朝会でバスケ部の活躍はすぐ広まっていった。 IH優勝。 それはIHの常連校と言われてる清向学園でも中々ないことだった。 それに伴って、バスケ部一同はみんなちやほやされていた。