そしてさらに、


「さっきは言い過ぎた。
けど、俺の親友はあんなもんで終わるような奴じゃない。

だから、ざくろはひすいと一緒にいてやって。
俺は心配すんな。絶対勝つから。」


というメールも。


だから、私は安心して東京に戻ってこれた。



「ぐれんたち、頑張ってるといいな。」


「そうだね。それで早く仲直りできるといいね」


「…」


ひすい君は答えなかったけど、ニコッと優しく微笑む姿はきっと肯定を表していた。



サッカーのことは口に出してはいないけど、ひすい君は何かしら考えてると思うから、私は何も言わなかった。