「あ、ぐれん君の試合…」 結局見れなかった。 ってか、ひすい君が事故にあったこと、伝えなきゃ… もう試合も終わってるだろうし、メールだけして、ケータイを閉じた。 「ひすい!!」 ぐれん君が大声で入ってきたのは、それから約20分後のことだった。 「ひすい!おい、ひすい!!」 「ぐれん君落ち着いて。今は寝てるだけだよ。 それにね、命に別状はないんだって。」 私、今うまく笑えてるのかな? 笑えてる自信ないや。