「試合が始まりました!ボールは、志都笠です。」 志都笠も速攻が得意なのか、ボールを清向選手に触れされることなく2点が入った。 嫌な始まり方… そう思ってた矢先、ケータイが鳴る。 (マナーモードにするの忘れてた…) ディスプレイにはひすい君の名前。 今の状況を言いたくて急いで出る。 「もしもし?」 「眞崎ひすいさんの知り合いの方ですか??」 けど、聞こえてきたのはちょっと焦ってる女の人だった。