----------- 「へぇそんなことがあったんだ。」 「他人事みたいに言うな。」 こっちは本気で困ったんだ。 「だって他人事だし。」 さっきの出来事を話すと、ひすいはシレーっと言い切った。 そうだ。こいつは昔からこんな奴だった。 「嘘嘘。そんな怒らないで。」 これが怒らずにいられるか! 俺はドアを開けて、ざくろにだけ挨拶をして、そのまま机に突っ伏した。