バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ




-----------



「へぇそんなことがあったんだ。」


「他人事みたいに言うな。」


こっちは本気で困ったんだ。


「だって他人事だし。」


さっきの出来事を話すと、ひすいはシレーっと言い切った。


そうだ。こいつは昔からこんな奴だった。



「嘘嘘。そんな怒らないで。」


これが怒らずにいられるか!


俺はドアを開けて、ざくろにだけ挨拶をして、そのまま机に突っ伏した。