体育館の中はバスケ部しかいなくて、 50人以上の部員がパスの練習や基礎体力づくり、シュートの練習をしてた。 …10分休憩してたんじゃないの? もちろん、休んでる人もいるけど、それは20人くらいで凄く少なかった。 「疾風、いるか?」 「んー!」 ぐれん君は1人の子の名前を呼ぶと、位置を確認してその人の所へ向かう。 私も置いていかれないようについていく。