「なんで、って邪魔したら悪いなって思ったから。」 みんな集中してるのに、そんな中に入ったら集中途切れちゃうだろうし。 申し訳ないもん。 「はぁ…。俺が誘ったんだから普通に入ってくればいいものを。」 そんなこと言われても… できないものはできないし、仕方がない。 ぐれん君は近くの水道場で、顔に直接水をかけると 私の腕をつかんで「行くぞ」って言って体育館の扉を開けた。