「仕方ない。今日だけだぞ。」 「ありがとうございます。」 今度はひすい君が席を立って、さっきまでぐれん君が座ってた席、 私の隣に移動してきた。 ひすい君ってちゃっかり者だな。 意外と傲慢って言うか? 何気なく隣を見ると、ひすい君は満足そうに笑っていた。 ぐれん君には悪いけど、これはこれで楽しいかも。 そうして残りの古典の授業を楽しんだ。