バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ







「おはよう、芝宮。新学期1週間にして俺の古典はそんなにつまらんか?」


先生の顔は笑ってるけどひきつってる。


「そんなことないっすよ〜

昨日ちょっと夜更かしし過ぎちゃって…」


「言い訳無用!廊下にたってろ!」


「...しゃーねぇーな。」


そう言ってぐれん君は席を立つ。
今時廊下にたたせるなんて…

しかも有望なスポーツ選手を!


「先生、ぐれんいないなら俺前行っていいですか?」


「なんでだ?」


「この席ちょっと遠くて…

辛いんスよ。ね、今回だけ。」