バスケとサッカー、そして誰よりも輝く君たちへ







「あの、仕事中なので腕を離して頂けますか?」


「そんな固いこといわずにさ〜」


この人めんどい!!


「離してください!!」


そう言ってみるけど、一考に離される気配はない。

しかも言葉で言っても通じないし…


どうしようかアタフタしながら迷ってると、


「離せって言ってんじゃん。
離してやれよ。」


上から降ってくる声と共に、掴まれてた腕が離された。


「っテメェ、何様のつもりだ!?」


「何様?うーん、俺様?
ってかそんなのどうでもいいや。
他の客に迷惑かけすぎ。」


上を見上げると真剣な顔をした芝宮君がいる。

さっきのも芝宮君だったんだ…
とホッとするのもつかの間……