「あの、仕事中なので腕を離して頂けますか?」
「そんな固いこといわずにさ〜」
この人めんどい!!
「離してください!!」
そう言ってみるけど、一考に離される気配はない。
しかも言葉で言っても通じないし…
どうしようかアタフタしながら迷ってると、
「離せって言ってんじゃん。
離してやれよ。」
上から降ってくる声と共に、掴まれてた腕が離された。
「っテメェ、何様のつもりだ!?」
「何様?うーん、俺様?
ってかそんなのどうでもいいや。
他の客に迷惑かけすぎ。」
上を見上げると真剣な顔をした芝宮君がいる。
さっきのも芝宮君だったんだ…
とホッとするのもつかの間……


