それを聞いた憐君はまたちょっぴり赤くなって。 「つうか、俺の笑った顔なんかどこで!?」 焦り混じりにそう聞いてきた。 でも、 「秘密♪」 別に、隠したたい理由があるわけじゃない。 けど、あの日のことはなんとなくあたきだけの中にしまっておきたいような気がして。 「…まぁ、いいや。こっち向けよ?」 そういってあたしの体はくるっと憐君のほうに向けられた。